ものづくりの町、大阪市生野区で光明製作所が誕生
創業者の金村秀夫は、かつて鋳造工場で1,000ミリ以上の大口径バルブの製造に携わっていました。秀夫は、未だ戦後の混乱期にあった1947年12月12日、22歳にしてその経験を活かし、大阪市生野区巽西足代町に砲金鋳物の生産を目的とした光明製作所を設立しました。
本社工場を新設
1967年(昭和42年)5月17日に株式会社光明製作所として法人化し、1969年(昭和44年)大阪市生野区生野東3丁目10番18号に念願の本社工場を新設しました。
次なるバトンへ
光明製作所は「質素が一番」を座右の銘として、一歩、一歩の気持ちで経営を引き継ぎ実践してきました。当時の≪今日の言葉≫「我々の勤労で豊かな生活を」「清潔安全第一に努めよう」は、今も朝礼で唱和されています。
オンリーワン戦略
光明製作所は、『大企業にできないことを実現する小さな巨人、オンリーワン企業を目指す』ことを表明しました。確かな技術と徹底した品質管理で社会が求めるものに「NO」と言わない。お客様から必要とされる100年企業を目指しています。
仮設配管を廃棄から環境へリユーズシステムを開発
ISO14001の認証取得を機に、「新たに環境にやさしい商品を」と奮起し、2001年、仮設配管資材のレンタル「リユーズシステム」を開発しました。
大阪府和泉市テクノステージにリユーズ工場を新設
千葉県野田市に関東営業所及び関東物流センターを新設
長年構想を温め準備を進めてきた首都圏進出がようやく実現し、東京都を中心に関東エリアでの事業拡大を図っています。
さらなる発展を目指し本社工場を新設・移転
創業の地である大阪市生野区を離れ、2015年5月に本社工場を和泉市の「テクノステージ和泉」に移転しました。約1万6,600平方メートルの敷地に本社・工場棟を新設、鋳造や機械加工、製品の実験設備を一新するとともに、マンションなど中高層建物向けの給水材料の開発・試験などに対応する縦型実流実験棟を建設しました。
新たな水と環境の可能性を探し、豊かな生活を明日へつなぐ
2017年には、ITサービス導入や経営資源の有効活用等により生産性向上の取り組みを行っています。また、製品供給を通じて全国の水道事業体および関係団体と「災害時における仮設配管資材の調達に関する協定書」を締結しています。(2024年4月現在 31水道事業体 13団体)
水道事業を基盤に新たなフィールドへ
金村哲志が代表取締役に就任。「良いモノをつくって性能を認めてもらえれば、時間がかかっても必ず全国に展開できる」という念を持って経営にあたっています。たとえ会社の規模が小さくても、磨きをかけてきた技術力、営業力を発揮すれば道は拓ける。先代から受け継がれてきた「小さな巨人を目指せ」を合言葉に、これからも顧客のニーズに耳を傾け、真摯な姿勢でものづくりに邁進していきます。
スマートバルブシステムの誕生
インターネット回線を使用し、遠隔地に設置しているバルブを開閉するシステムを開発。通信可能なエリアについては、携帯電話のキャリアのLTE通信網を使用しているため、広域に対応が可能です。このシステムで業務の効率化を図り、深刻化している人材不足などの問題にIoT技術で解決を目指します。