【SBT(Science Based Targets)認定取得に関するお知らせ】
株式会社光明製作所は、気候変動への対応を重視しており、脱炭素社会実現に向けた取り組みの一環として、中小企業版SBT認定を2025年2月に取得いたしました。
SBT(Science Based Targets)認定とは、企業の設定する温室効果ガス排出削減目標がパリ協定の求める水準に整合していることを、気候変動対策の分野で国際的に権威ある組織のSBTイニシアティブ(SBTi)が認定するものです。取得に関しては、環境省がWEB上で詳しく紹介し、取得企業の一覧表も公表して、国内企業に強く推奨しています。
<株式会社光明製作所のCO2排出量削減の取組について>
◆Scope1のCO2排出量削減に向けた取組み(一例)
今後は、営業車に電気自動車を導入してガソリンの消費を抑えることで、Scope1のCO2排出量削減に取り組みます。
◆Scope2のCO2排出量削減に向けた取組み(一例)
2019年に省エネ診断を受けたことをきっかけに、LED照明の導入や機器の運用改善を行ったことで電力消費を抑えて、Scope2のCO2排出量を削減しました。
今後は、工場における取鍋加熱時間の短縮による省エネ化や、太陽光発電設備の導入による電力の自家消費によって、Scope2のCO2排出量削減に取り組みます。
◆Scope3のCO2排出量削減に向けた取組み(一例)
Scope3のCO2排出量排出量の算定に向けて準備しています。
また、今までは使い捨てであった仮設配管を何度も再利用できる仮設配管材に置き換えることで、自社およびサプライヤーに係るCO2排出量削減に取り組みます。
<株式会社光明製作所の環境方針>
当社は「品質と環境の経営、高付加価値な製品づくり」をメッセージとして掲げており、昭和22年の創業以来、各地域の水道事業のニーズ、あるいは各時代の要請に応えつつ、常に付加価値の高い製品づくりに挑戦してきました。
また、100年企業に向けて持続可能な取り組みを続けるうえで、環境への対応は社会・経済を支える基盤と考え、自社としてのSBT認定取得による脱炭素経営の推進や、再利用可能な仮設管レンタルシステムによるCO2排出量の削減を行うことで、脱炭素社会の実現に貢献していきます。
<パリ協定>
世界198の国・機関が参加する国連気候変動枠組条約に基づいて、2015年開催のCOPで採択された、最新の国際的な取り決め。パリ協定では、「世界の平均気温上昇を産業革命前と比べて 2℃より十分低く保ち、1.5℃に抑える努力をする」目標を定めています。
<SBTイニシアティブ>
SBTは、パリ協定が求める水準である年間4.2%以上の温室効果ガス排出量削減を目安として、企業が設定する、温室効果ガス排出削減目標のことです。
SBTイニシアティブはパリ協定の目標達成を目指して、SBT認定を含め、企業や組織の気候変動への取り組みを支援する国際的な組織です。
https://sciencebasedtargets.org/